歌よ、導いて――。
竜とそばかすの姫
細田守監督の最新作映画『竜とそばかすの姫』を観てきました〜🍿🎬🎥
毎年、アニメ映画を観ると夏を感じる！笑
なるべくネタバレしないように感想を書いていきたいと思います✍
『竜とそばかすの姫』公式サイト
50億人がすれ違う
美しくも残酷な仮想世界。
ベルの歌声は世界を変える――
自然豊かな高知の田舎に住む17歳の女子高校生・内藤鈴（すず）は、幼い頃に母を事故で亡くし、父と二人暮らし。
母と一緒に歌うことが何よりも大好きだったすずは、その死をきっかけに歌うことができなくなっていた。曲を作ることだけが生きる糧となっていたある日、親友に誘われ、全世界で50億人以上が集うインターネット上の仮想世界＜Ｕ(ユー)＞に参加することに。＜Ｕ＞では、「Ａｓ(アズ)」と呼ばれる自分の分身を作り、まったく別の人生を生きることができる。歌えないはずのすずだったが、「ベル」と名付けたＡｓとしては自然と歌うことができた。ベルの歌は瞬く間に話題となり、歌姫として世界中の人気者になっていく。
数億のＡｓが集うベルの大規模コンサートの日。突如、轟音とともにベルの前に現れたのは、「竜」と呼ばれる謎の存在だった。乱暴で傲慢な竜によりコンサートは無茶苦茶に。そんな竜が抱える大きな傷の秘密を知りたいと近づくベル。一方、竜もまた、ベルの優しい歌声に少しずつ心を開いていく。
やがて世界中で巻き起こる、竜の正体探しアンベイル。
＜Ｕ＞の秩序を乱すものとして、正義を名乗るＡｓたちは竜を執拗に追いかけ始める。＜Ｕ＞と現実世界の双方で誹謗中傷があふれ、竜を二つの世界から排除しようという動きが加速する中、ベルは竜を探し出しその心を救いたいと願うが――。
現実世界の片隅に生きるすずの声は、たった一人の「誰か」に届くのか。
二つの世界がひとつになる時、奇跡が生まれる。
前評判では『美女と野獣』＋『サマーウォーズ』と聞いていたんですが、それはまさにそのとおり！って感じでしたね🌹😊
立体感のある音楽と映像の美しさに引き込まれました〜！✨🎹✨
どこまでも響き渡るんじゃないかってほど、歌の透明感も半端ない。
「あなたはだれ？」
登場人物達は、突如現れた竜の正体を懸命に暴こうとするんですが
割と早い段階で･･･というか、竜の正体が一番最初に画面に写った段階で誰だかわかってしまいました💡😅
仮想世界『U』で生きるための自分の分身である『As』は、コンピューターがオリジナル（本人）をスキャンすると自動的に作られるっぽいんだけど･･･
主人公ベルのように美しい人の形をしている『As』もいれば、動物というか最早妖怪みたいな姿をした『As』もたくさんいたんだけど、
それは･･･それでいいの？
キャラデザの格差がもの凄いように感じたけど、ある意味それで『U』での生き方も決まってしまいそうなんだけど
本人がよければ、個性ということでいいのかな？？笑
何はともあれ、龍族のわたしには竜が悪者にされ、傷付けられる姿を見るのは胸が痛みます。。。
世界の神話等でもありますよね、竜を悪の象徴として、英雄が退治するお話が。
それには絶対に宗教的な理由とか、陰謀があるんだと思っていますけど。😑
しかし、こうして竜をテーマに扱っていただけると、わたしのように飛びつく人達も一定数いると思います。笑
細田守監督と新海誠監督の作品は他にも拝見させていただいておりますが
お二人の作品にはくじらや龍などの生き物が度々登場するし、ああ狼もそうか･･････
テーマや伝えたいメッセージもかなりスピリチュアルなものになっているので（お陰でサイン拾いと考察が楽しい🎵）
お二方ともシリウス系の宇宙人なんだろうな〜と勝手に思っています👽🪐🌠
新海誠監督の作品には『虹』も多いイメージ。
虹＝龍ですからね🐲🌈✨
仮想現実『U』の世界
いくら仮想現実の世界で理想の自分になれたとしても、望むものを得られたとしても、それは幻想に過ぎない
結局、一番大事なのは･･･オリジナルで唯一無二の本体なのである
今はあちこちでVチューバー、ライバーさんもたくさん増えてきて、どんどんそういう世界が近付いてきているけど･･･
ふと現実に戻った時、そこにいるのは『自分』しかない
どれだけ夢の世界に理想を求めたって、願いを叶えたって、どれだけ現実世界から逃げたって･･････結局、自分からは絶対に逃げられない
だから、向き合うしかない
そうして、見つけるしかないの
そうして、生きるしかないの
本当の自分をーー。
だって、本当の自分を生きていないのなら
今のあなたは、夢を見ているのと同じ。
今後、人類の生き方は大きく別れるのではないかと思っています
テクノロジーによって精神を擬似進化させAIに管理されたバーチャル世界に移行する人達と、自然と共に人として霊的な進化を遂げていく人達。
どんな時も、選択の自由はそれぞれの手にあることを願います
何も知らない過去のわたしだったら、喜んでバーチャル世界に行っていたかもしれない
現実に置き去りにされた体がどうなろうと、誰に支配されようと、魂が囚われの身になろうと知ったこっちゃなかった
だって、現実世界を生きるのがあまりにも辛かったから
でも今のわたしは、選ぶべき道も歩むべき道も、もう決まっている。
テクノロジーの進化か、霊的な進化か。
それは、かつて滅んだアトランティスとレムリアのように･･････いいえ、もっともっと遠い昔から、人（宇宙人達）は同じことを何度も繰り返している、同じ過ちを。
昔から言われていた。
このまま支配とテクノロジーが進めば、『マトリックス』のような世界になるかもしれないって
上手いこと仮想現実の世界に誘導されて、いつしか現実との区別も出来なくなって、誰かが作った空想の箱の中に一生閉じ込められてしまうかもしれない
人と人との直接的な繋がりを断って、何でも『リモート』にしたいのはそのシナリオへの第一歩よね？
テクノロジーが急速に発達している今、わたし達の見知らぬところで世界が急速に動いている今、人の精神も置いていかれることなく進化していかなければ･･･
でなければ、人類は破滅の道を歩むだろう
力を正しく扱うことが出来ない、赤ちゃんに銃を持たせるなんて危険じゃない？
いや、善と悪の分別のない赤ちゃんよりも、それがわかっているからこそもっと危険で、「豚に真珠」よりも酷い結果になることは誰の目にも明らかである。
この先の未来が見えている人も、暗闇しか見えなくて困惑している人もいるだろうけども･･････
バランスなくして、次なる次元への“ステップアップ”はないことだけは確かだ。
仮想現実で遊んでいる場合じゃない🌼笑
そんなことをしている間にも、夢から目を覚まして先を走っている人達の背は遠のいていくーー。
見るべきものは、いつも自分のうちにある
どんなに答えがわからなくても、出口が見つからなくても、自己探求への道が次なるステップに、『真理』に何よりも近いことだけは保証できる。
うちなるものとは何なのか？
『本当の自分の正体』とは何なのか？？
曇りなき眼でよーく覗いて見ることだ
あ･･････いつしか、映画の感想じゃなくなってしまった☺️笑
